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馬油でシミが消えるって本当!?そのしくみを解説します

馬油でシミが消えるって本当!?そのしくみを解説します

ここ数年、人気が急上昇している馬油。シミが消えるという話も聞かれますが、本当にそのような効果があるのでしょうか?馬油の効果や効能、シミに対しての使い方などについてご紹介します。

「馬油(バーユ)」ってなに?どんなもの?

「馬油(バーユ)」ってなに?どんなもの?

 

馬油は読んで字のごとく馬から採取される動物性油脂です。原料は馬の皮下脂肪で、特に「オレイン酸」「パルミチン酸」「パルミトレイン酸」「リノール酸」「リノレン酸」などが豊富に含まれています。古くから皮膚治療の民間薬として使用されていて、シミやそばかす、火傷や肌荒れ、あかぎれ、切り傷、痔などの症状に効果があるほか、漢方を扱っている医療機関ではアトピーやニキビなどの治療薬として馬油が処方されることもあるようです。

 

この馬油の歴史は非常に古く、中国ではすでに5世紀~6世紀頃の書物に登場しています。その時は「髪を生ず」という表記だったようですが、16世紀頃になると「シミやソバカスの除去」「肌荒れの改善」「筋肉痙攣の緩和」というように、馬油の効能について書かれていると言われています。

 

馬油は様々な効果・効能があるうえに、口に入ったとしても安全なことや副作用がないことなどから、小さなお子様から高齢者の方まで安心して使用できるという点も、古くから使われ続け、民間に広がって行った大きな理由の一つと言えます。なお、民間薬として用いられてきた馬油につきましては、医薬品のような効果や効能は認められていません。

 

 

使い方は多種多様!馬油のパワーとは

使い方は多種多様!馬油のパワーとは

 

馬油には様々な効果・効能がありますが、具体的にどのような特徴があるのかスキンケアの観点から見てみましょう。

 

■浸透力が高い■
馬油の大きな特徴の一つに、浸透力が高いことが挙げられます。馬油を手に取ってみると、油ですので一般的な化粧水などと比べるとベットリした感じがしますが、私たちの皮脂に似ていることもあり、塗ったあとはすぐに浸透して馴染んでくれます。

 

■保湿・保温効果■
私たちの肌において、水分を保ってくれている主な成分は「セラミド」です。馬油にも「馬セラミド」という成分が含まれていて、浸透性が高いことからも高い保湿効果があります。また油分は肌に油膜を作り、保温効果が得られるとも言われています。

 

■殺菌作用・抗酸化作用■
油分が作った油膜によって外部からの菌の侵入を防ぐ効果があるほか、肌内部の酸素を押し出すことで雑菌の繁殖や細胞の酸化を防ぐ効果があると言われています。

 

■血行促進効果■
馬油は塗るとおよそ皮膚の1mmほどの深さに素早く広がり、すぐに保温・保温してくれます。それによって血行が促進されます。

 

■炎症に対する効果■
馬油がよく使われているのが、火傷の治療です。火傷をしたら、馬油を塗って様子を見るという年配の方も多いと思います。
馬油がもともと民間薬として使用されていたのは、炎症を抑えてくれる効果と余分な熱を取り除いてくれる効果があるので、火傷に最適な治療薬とされてたからです。
そのため、炎症が原因でなる肌トラブルにも有効と言えます。

 

このように、馬油にはスキンケアに対しても様々な嬉しい効果があります。また、一般的な動物性油脂には「パルミチン酸」「ステアリン酸」などの飽和脂肪酸が多く含まれており、コレステロール等の原因になると言われています。ところが馬油には「オレイン酸」「パルミトレイン酸」「リノール酸」といった不飽和脂肪酸が60%から70%近く含まれており、それは私たち人間の脂肪酸の構成バランスとよく似ているため、コレステロール等の沈着を抑制する効果も期待できます。

 

 

馬油でシミが “消える”!?そのしくみとは

馬油でシミが “消える”!?そのしくみとは

 

ネットや広告などで「馬油でシミが消えた」という触れ込みを見かけることが多いのですが、馬油自体にはシミを消す効果はありません。ですが、馬油が持つ抗酸化作用や血行促進作用などによって「肌のターンオーバー」が促進される効果は大いに期待できます。その結果としてメラニン色素の排出が促され、シミが薄くなる・あるいはごく小さな薄い表在性のシミであれば消える、といった可能性もゼロではありません。

 

 

シミを薄くする馬油の使い方

シミを薄くする馬油の使い方

 

それでは具体的に、どのような使い方をしていけばシミを薄くする効果が期待できるのかについて見て行きましょう。

 

■毎日のケア
通常の洗顔を行ったあと、タオルドライをせずに馬油を塗ります(手も濡れたままで行います)。
小豆大程度のごく少量を手に取り、濡れたままの顔に塗ります。この時、シミなどの気になる部分には少しだけ多めにつけるようにすると、より効果が期待できます。
5分程度放置すると馬油が肌に浸透してサラサラの状態になります。もしベタベタ感が残っている場合はつけ過ぎですので、ティッシュなど軟らかいもので軽く顔を抑えてふき取るようにしましょう。サラサラの状態になったら、通常通り化粧水や乳液などでスキンケアを行います。

 

■週に2回の特別ケア
クレンジングをしたあと馬油をいつもより多めに取り、顔全体にパックをするようなイメージで塗ります。塗り終えたら10分程度放置して、通常の洗顔を行います。洗顔後は通常のスキンケアを行ってください。

 

*クレンジング:メイクなどの脂汚れや、毛穴汚れ、黒ずみなどを落とすことです。
*洗顔:古くなった角層や余分な皮脂、汗やホコリなどを落とすことです。

 

 

馬油を使うとシミが濃くなる!?その理由とは

馬油を使うとシミが濃くなる!?その理由とは

 

シミを薄くするために馬油を使っているのに、逆に濃くなったと感じてしまう方も少なくありません。これには次のような理由があります。

 

■馬油でシミが濃くなると感じる理由
馬油には肌のターンオーバーを活性化させる効果があります。それによってこれまで肌に蓄積されていた老化の原因となる物質が外に押し出されますので、結果として肌全体が明るくなり、シミが目立つ(濃くなった)ように感じることがあります。
また、メラニン色素が肌の表面に浮き上がってくるタイミングでも同様に濃くなったように感じることがあります。

 

■脂性肌の人は注意が必要?
馬油はその高い保湿性から、乾燥肌の方が使用すると効果が得られやすいのですが、逆に脂性肌の方が使用することで肌トラブルを招いてしまうケースがあると言われています。初めて使用する場合は少量ずつ、肌の様子を見ながら使うようにしましょう。

 

 

お肌の「ターンオーバー」とは?年齢が重ねるとターンオーバーも長くなる

お肌の「ターンオーバー」とは?年齢が重ねるとターンオーバーも長くなる

 

先ほどから何度も登場していますが「ターンオーバー」とはどういうものなのでしょうか?年齢を重ねると長くなると言われていますが、その原因は何なのでしょうか?

 

■肌のターンオーバーとは?
肌の新陳代謝のことを「ターンオーバー」と呼んでいます。このメカニズムについて詳しく解説をします。

 

(1)皮膚を構成する組織
まずは皮膚を構成している組織について解説をします。私たちの皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています。

 

表皮
0.2mm程度の薄い膜で、皮膚の最も外側の部分です。菌などの異物の侵入を防いだり、水分を保つなどの役割があります。

 

真皮
2mm程度と皮膚の大部分を占めているのが真皮で、表皮の下にあります。コラーゲンを中心に、ヒアルロン酸、エラスチンといったタンパク質成分を含んでいます。肌の弾力性やみずみずしさを作る部分です。

 

皮下組織
皮膚の最も内側にあり、皮下脂肪が中心となって構成されているのが皮下組織です。皮下組織には動脈や静脈が通っており、細胞に栄養素を届けたり老廃物の排出を行ったりする部分です。

 

このうち、表皮はさらに内側から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」という4層構造になっています。0.2mm程度の表皮の中でさらに細かい層に分かれているということになります。

 

(2)ターンオーバーのメカニズム
新しい肌細胞は表皮の最も内側にある基底層で生まれ、分裂や変化をしながら、次に生まれてくる新しい細胞によって徐々に表面へと押し上げられて行きます。

 

最も外側の角質層まで押し上げられた細胞は無核細胞(いわゆる死んだ細胞)となり、肌細胞としての役目を終えて垢となって剥がれ落ちて行きます。

 

この一連の流れを「ターンオーバー」と言います。正常であれば、このターンオーバーはおよそ28日周期で繰り返されます。

 

■なぜターンオーバーが行われるの?
定期的に表皮が新しくなることで、皮膚についた菌や老化の原因となる物質などを体外に排出することができます。また、細胞が古くなるとバリア機能も低下してきますので、新しくなることで菌などの侵入を防ぐことができます。
さらに、表皮には水分を保つ役割もありますので、新しくなることで保湿機能も回復します。このようにターンオーバーは、肌の健康にとって必要不可欠な仕組みなのです。

 

■年齢を重ねると長くなる?
私たちの体は年齢を重ねることで新陳代謝が低下してきます。肌も例外ではなく、30代を過ぎると一般的には45日程度かかってしまうと言われています。ターンオーバーは正常であればおよそ28日周期で行われますので、そのサイクルが長く(遅く)なることで老廃物や菌などの排出がうまく行われなかったり、長く皮膚に滞在することで酸化(老化)を促進してしまったりといった影響があります。
肌のくすみ、シワ、シミなどが増えたり目立つようになった、あるいはニキビ跡などがなかなか治らなくなったという場合、肌のターンオーバーが乱れている可能性が大きいです。

 

 

馬油はどれも同じ?馬油の選び方

馬油はどれも同じ?馬油の選び方

 

一口に馬油といっても、ドラッグストアやネットショップなどでは実に様々な種類の商品が売られています。中には「馬油配合」など、果たしてどれだけ含まれているのか不確かなものもあります。
そこで、馬油を選ぶ際に最も注意したいポイントは「純度」です。純度100%の商品であれば基本的には安心して使えます。100%の場合匂いはほとんどなく、ベットリとしていますが、純度が低い・精製法が悪いといった商品の場合は匂いが強かったり水っぽい、あるいは肌への馴染みが良くないものもあります。
また、大きく分けて液体タイプとクリームタイプがありますが、成分や用途などは変わりませんので、自分が使いやすいものを選ぶようにしましょう。

 

 

ほかにも使える!万能馬油の使い道

ほかにも使える!万能馬油の使い道

 

馬油は古くから民間薬として使用されてきたように、「薬」として使うのが本来の用途ですが、そのほかにも様々な使い道があります。

 

ただし、馬油には医薬品ほどの効果や効能は認められておりません。火傷や傷に効果があると言った情報も飛び交っていますが、火傷や傷、肌トラブルなどに関してはできるだけ早く、皮膚科やクリニック等を受診するようにしましょう。

 

■洗顔前やクレンジングに
洗顔前やクレンジングに使用することで保湿や肌への刺激を減らすことができます。
*洗顔前
朝のメイク前に、馬油をティースプーン一杯程度顔全体に塗り、指の腹で軽くマッサージをして5分程度放置します。その後、コットンなどの柔らかいもので軽く拭き取り、通常通り洗顔を行います。

 

*クレンジング
夜はクレンジングの代わりに馬油を少し多めに取り、クレンジングをするようにクルクルと円を描きながら顔全体に馴染ませ、コットンなどの柔らかいもので軽く押さえます。その後、通常通り洗顔を行います。

 

■日焼けしたあとや肌荒れ時のケア
馬油には抗炎症作用がありますので、肌の状態が良くない時にスキンケア用品の代わりに使用することができます。

 

■乾燥予防
馬油は浸透率が高いため、通常のスキンケア時に、化粧水や乳液のあとのクリーム代わりに使用することで乾燥を予防することができます。また、顔だけではなく肘、膝、かかと、足裏など乾燥が気になる部分に使用できます。

 

■ドライヤーの熱から髪を守る
髪を乾かす時に使うことで潤いを与えるだけでなく、ドライヤーの熱から髪を守る効果も期待できます。その場合、タオルで軽く髪の水分を取り、特に毛先など髪が傷んでいる箇所があれば優先的につけ、残ったものを髪全体につけてからドライヤーを当てます。

 

■コリの改善
馬油には血行を促進する効果がありますので、筋肉が凝り固まっている部分に塗り、指の腹などで優しくマッサージをしてあげることでコリの改善が期待できます。

 

■赤ちゃんにも
乾燥、おむつかぶれ、湿疹、アトピーなどの肌トラブルを抱えている場合、純度100%のものであれば赤ちゃんにも安心して使うことができます。もし不安がある場合は赤ちゃん用の馬油もありますのでそちらを使用するようにしてください。

 

 

馬油を使うときにはココに注意!

馬油を使うときにはココに注意!

 

馬油には「オレイン酸」「パルミトレイン酸」「リノール酸」といった不飽和脂肪酸が多く含まれており、それは私たち人間の脂肪酸の構成と似ています。そのため私たちがそうであるように「酸化」しやすいといった特徴があります。
酸化してしまうと商品自体が劣化して行きますので、効果が弱まるほか、くすみやシミの原因となってしまったり、そのほか思わぬ肌トラブルの原因になってしまうこともあります。
開封した時点からどんどん酸化が進んで行きますので、保存は直射日光を避けて20度以下を心がけ、半年程度で使い切る、または買い換えるようにしましょう。

 

 

早く確実に美肌を作る!クリニックでのシミをケア

早く確実に美肌を作る!クリニックでのシミをケア

 

シミは、老けて見えたり不健康そうに見える原因になってしまいます。中には自分自身への自信もなくなってしまう方もいらっしゃいます。女性にとって大敵のシミはできるだけ早く改善することが望ましいでしょう。
当クリニックでは、シミ・肝斑・そばかすなどに特化した治療を行っております。

 

《銀座ファインケアクリニックのシミ・肝斑治療》

 

スペクトラ
スペクトラは、2種類の波長レーザーとロングパルス搭載トリプルモードレーザーによる施術を2週間ごとに繰り返し行うことで、これまで「治療が難しい」とされてきた肝斑や、なかなか消えないシミに対しても大きな治療効果を発揮します。表在性のシミに対してはたった一度の照射でも効果を実感していただけるほか、施術時間もわずか15分程度ですので、忙しい方でも安心して施術を受けていただくことができます。
また、治療を継続することで小ジワの改善や美白効果、キメやハリの整った肌本来の美しさを手に入れることができます。

 

フォトフェイシャル
IPLを顔全体にまんべんなく照射することによって、真皮の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの再生能力を高めます。毛穴の引き締め、キメやハリが整った肌、シワやニキビ肌の改善のほか、シミの原因となるメラニン色素にもしっかりと反応をしますので、シミ、くすみ、そばかすが改善されるなど、複数の肌トラブルを同時に解消できる治療です。

 

シミにはいくつもの種類があり、それぞれ原因や治療方法が異なります。似ているシミや複数のシミが同時に現れていたり、一つのシミの上に別のシミが重なっているケースもあるなど、自己判断で見極めることは難しく、誤ったケア方法で悪化させてしまうリスクも含んでいます。
シミは早く、確実に消すことが大切です。当クリニックでは最初に医師による診察でシミを見極め、体の外側からだけでなく内側からも改善していけるよう、より最適な治療方法をご提案させていただいております。
シミでお悩みの方はぜひ、当クリニックにご相談ください。

シミ・そばかす